【SPI・就活】企業の規模から考察する『必要とされる新卒社員』の基準とは?

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2018年卒の就職活動の戦線も落ち着き、就活市場は2019年卒に変わってきましたね。

こう見ると、就活市場って1年中開きっぱなしですね。1回どこかで閉じないとリクルーターも疲れちゃうよ?

2019年卒の学生のみなさまもそろそろ『SPI対策』とか始めた時期ですかね?

そんな2019年卒の就活生に

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ちょっとまて!やみくもにSPIの勉強をする前に、まずは自分が目指す企業の規模から『何をすべきか』明確にしない?

と一言添えて、本題に入りましょう。



【SPI基準】企業の規模によって求められる新卒社員の基準とは?

世の中の企業が、社会人経験のない新卒社員に対して求める能力や仕事内容は『企業の規模』によって異なります。

企業の規模によって、従業員に求める職務に差が生まれるためです。

まず『企業の規模』によって求められる基準を確認しましょう。

  • 大企業:与えられた仕事を自己完結で確実に遂行できる人材(兵士)
  • 中企業:与えられた職務をチームを通して発展させられる人材(リーダー)
  • 小企業:経営者の理念に共鳴し伴走できる人材(パートナー)

これが基準です。

【大企業】確実に職務を遂行できる『兵士』の存在

ここでは『300名以上の従業員を抱える企業』のことを大企業と定義します。

イメージは1000名以上。全国各地に『支社』と呼ばれる本部・支部を持ち、派生して事業所や店舗を持っている全国的に有名な企業です。

1000名以上の把握しきれない従業員を通して経営ビジョンを達成するために重要なのは

  1. 従業員の意志の統制
  2. 職務内容の仕組み化
  3. 確実な仕事の遂行

です。大企業で働く70%の従業員に『個人の意志』は必要ありません。

大きな組織ほど『組織の意志』で行動することが求められます。誰かひとりの『個人の意志』を尊重することで組織が壊滅的なダメージを受けてしまうこともあります。

新卒社員に期待すること。それは

  • 組織の意志に対して従順な兵士
  • 目の前の仕事を確実に遂行する能力

のみです。

将来の経営幹部候補も必要かもしれませんが、『100人に1人』いれば十分です。大企業は体力があるので幹部候補になる新卒社員を囲って育成するよりも、他の企業で育った優秀な人材を即戦力として迎え入れれば良いのです。

プロ野球界の巨人みたいですね。

大企業は『人柄』よりも『確実な処理スキル』『組織への従順さ』を求めています。

入社後「自分のやりたいことはこんなことじゃなかった…」と退職してしまう人が多いのも、ここが原因です。

【中企業】職務を発展させられる『リーダー』の存在

ここでは『50名以上300名未満の従業員を抱える企業』のことを中企業と定義します。

イメージは50〜100名程度。地域に事業所や店舗がある地域密着型の企業です。

中企業の現実は『いつ転覆してもおかしくない船に乗っている』状態です。大企業ほどの体力はありませんが、100名前後の従業員の人生を背負っています。また、それなりに大きな案件を動かすことができます。

中企業で大事になってくるテーマは『発展』。そして経営ビジョンを達成するために重要なことは

  1. 従業員の一致団結
  2. 1から2を生み出す環境
  3. 2を生み出す能力を伝承する

です。確実に仕事をこなすだけではなく、仕事から仕事を生み出す力、そして後世に残す力が不可欠です。

中企業の場合、入社してすぐに店長や主任といった『リーダーとしての役割』を任されることがあります。

新卒社員に期待すること。それは、

  • 70〜80%の職務遂行能力
  • 個人ではなくチームを率いて成果を出すリーダー
  • 1から2を生み出すクリエイティブさ

です。個々の処理能力が低くても、チームで120%の仕事をすれば良いという考え方です。

新卒であっても、会社の中核を担う人材として採用するので『人柄』や『過去の経験』を重視する傾向にあります。

中企業は『マネジメント業務』を任されることが多いので、やりたいことがすぐにできるというのも魅力的ですね。ただ、経験が浅い状態で投げ込まれることもあるので注意が必要です。

【小規模】経営者の理念に共鳴し伴走できる『パートナー』の存在

ここでは『50名未満の従業員を抱える企業』のことを小企業と定義します。

イメージは10名前後。ひとつの事務所のみ。そこで仕事がほぼ完結するような企業です。

小企業は『風が吹けば一撃で吹き飛ぶ』状態です。毎日が決勝戦。常に最強の敵と対峙している状態です。立ち上げ期の会社も小企業ですね。

小企業のテーマは『生き残り』です。何があっても倒れるわけにはいきません。経営ビジョンを達成するためには

  1. 経営者の理念を具現化できる能力
  2. 問題の本質を捉え改善案が出せる思考
  3. 成功の道筋を立てられる過去の経験

が重要になってきます。

そうなると、新卒社員を採用する余裕なんてどこにもないんです。たまたま出会った学生がとても優秀で会社のビジョンにマッチしていて…なんていう奇跡が起こらない限り、就職することはできないでしょう。

  • 経営者の理念に共鳴し伴走できるパートナー
  • 少数精鋭のクリエイティブ集団

の存在が重要になってきます。

小企業は『処理能力の高さ』ではなく『人柄』『行動力』『経験』を重視する傾向にあります。

「やりたいこと」をダイレクトに実行できるのは小企業が一番強いです。

ちなみに、ぼくが目指すのは『小企業』です。自分の意志が届く少数精鋭集団で『理念・ビジョン』を体現し達成していくスタイルから離れてしまうと、展開構想が崩れてしまうので。



企業規模における新卒社員の『立ち位置』と『SPIの重要性』は?

ここまで、企業の規模によって求められる新卒社員の基準をお話してきました。

続いて新卒社員の『立ち位置』と『SPIの重要性』についてお話します。

大企業:SPI50% 理念に共感30% 人柄20%

新卒社員が配属されるのは『一般社員』の立ち位置です。

経営者-幹部(部長クラス)-課長(エリア責任者)-係長(店舗責任者)-主任・一般社員

組織的に見ると『一番責任のない立ち位置』です。責任がないということは任せられる仕事が少ないということ。

そんな新卒社員に求められることは『確実に目の前の仕事を完遂すること』だけです。

大企業にとってのSPIとは、『重視する』というよりも『できない人間に仕事を任せることはできない』という位置づけです。

クリエイティブさを必要としない単純作業に関しては、

  • 短時間で
  • 正確に
  • 量をこなせる

人材が適任です。単純作業は説明がほとんど必要ないので新卒社員に任せるにはもってこいなわけです。

単純作業すら、間違ったり失敗を繰り返す人に時間を割くのはムダ。そんな人材は企業にとって必要ない。これが現実です。

中企業:SPI30% 理念に共感40% 人柄30%

新卒社員が配属されるのは大企業と同じ『一般社員』ですが、立ち位置がすこし変わります。

(省略)部長-課長-係長(店長)-主任・一般社員-アルバイト

と、自分の立ち位置の下にマネジメントすべき対象が生まれます。アパレルや飲食店、教育業界などのサービス業に従事するとこのような現象が起きやすいですね。

サービス業だと、基本的には店舗責任者がいるので、アルバイト管理は店舗責任者の仕事になりますが、

  • 新人教育
  • シフトの組み立て
  • 仕事の相談

など、新卒社員でも任される仕事は多岐に渡ります。

学習塾だと入社半年で『地域の学校の担当』を任され、面談やサービス提案などすべてを任されることもあります。

(ぼくが個別指導で教室長をしていたとき、他の事業部への異動の際は入社4ヶ月の新卒社員に教室長業務を全部任せて出てきました)

マネジメントをする立場を任せるケースが多いため、『処理能力』だけでなく『人間力』も重要になってきます。『勉強ができる人』でも『態度』『言動』『行動』がむかつく人と一緒に仕事したくないでしょ?

中企業にとってのSPIは『それなりの処理能力があれば問題ない』という位置づけです。

それよりも

  • 会社のビジョンに沿って仕事ができるか?
  • 予期せぬ問題に対応できるか?
  • まわりがついて行きたいと思えるリーダーになれるか?

のほうが重要です。

小企業:SPI20% 理念に共感40% 人柄40%

小企業は『一般社員』とか『新卒社員』とか、そんな概念はありません。

小規模の会社の従業員は『パートナー』としての位置づけ。『経営者の分身』といっても過言ではありません。

経営者が「右向け右!」といったら右を向く従業員が大企業の兵士。そこから次の指示を仰ぎます。

小企業は、経営者が「右向け右!」と言う前に従業員が右に向かって走ってる状態です。理念に沿って進むべき道がシンクロしています。

この状態は『信頼関係』がないと成り立ちません。なので「小企業に就職して自分のやりたいことをやろう!」と思っている就活生にとっては、実は一番高い壁かもしれません。

もし僕のところに急に知らない学生が来て

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ここでなら自分のやりたい仕事が全力でできると思ってきました!雇ってください!

と言ってきたら、

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う、うん。わかった…。それだけの熱があるなら自分で企業してやってみたら?

と返してしまうかもしれません。知っている人ならまだしも、知らない人のことに意識を咲きながら仕事をするというのはかなり労力がかかります。

それでも、小企業で働きたいという人は就職活動ではなくアルバイトとして働かせてもらうというのもひとつの手です。

小企業に関しては『必要最低限の処理能力』があれば問題ありません。SPIができなくても『人柄』『経験』『熱量』があれば就職できます。

ただ、『経験』『熱量』がとてつもなく大きい場合は、企業で働くと少しの見解のズレで衝突してしまうこともあるので、自分で会社を起こしちゃったほうがいいと思いますけどね。



【系統別】就活をする時に意識する『着地点』と『行動』

いままでの話を踏まえて、大事になってくるのが『着地点』と『行動』です。

『着地点』が定まっていないままSPIの勉強をしても、他に使うべき時間をムダにしてしまう可能性があります。

『着地点』が定まって、はじめて自分が取るべき『行動』に結びつきます。

中小企業に就職しようとしている人が、やみくもにSPIの勉強だけ続けても内定はもらえません。『人間的な魅力』や『心を豊かにする経験・出会い』を重視してきた人には勝てないんですよね。ただひたすらに机に向かって勉強してきただけの人と仕事するよりも、全力でアルバイトしてたり、自転車で日本一周してたりっていう人の方が魅力的。行動力があるから。

大企業に就職しようとしている人が、「人間力だ!」とか「圧倒的な人生経験だ!」と素敵な体験を蓄積していっても、SPIが出来なければ審査してもらう土俵にすら立てません。大企業のSPI足切りは本当に魅力のある学生を取りこぼす『機会損失』に見えますが、大企業には中途採用でも『魅力的な人材』が集まってくるので関係なしです。

自分が目指すべき『着地点』を見直して、そこから逆算で『行動』を考えてみてください。

【終わりに】大企業だろうと中小企業だろうと最後は『好き嫌い』!

最後に。

これを言っちゃうと、いままでの話が全部吹き飛ぶんですけどね…。

最後の最後は『好きか嫌いか』です。

面接官があなたのことを

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あまり好きじゃない感じだな…

って思ったら、基本的に採用されません。

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いい雰囲気だな〜一緒に働いたら楽しそう!

って思ったらほぼ採用されます。

これは自分に置き換えて考えてみてもらえればわかると思いますが、嫌いな人と一緒にいたくないでしょ?好きな人とずっと一緒にいたいでしょ?

会社の経営幹部だって人間です。

採用の基準を満たしていれば、最後は自分が働きやすい環境を作るための選別をすることは明白です。わざわざ嫌いな人と一緒に仕事をする道理なんてないですから。

(私情を挟むなんて…と思うかもしれませんが、世の中の仕事は基本的に私情で成り立ってます)

なので『不採用』になっても落ち込まずに

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不採用ってことは、ここで働いてたら心を潰されてたかもな…!よし、次!!

って切り替えることが大事です。

世の中には会社なんてたくさんあるので!

次回は『新卒就活生に贈る自分にあった会社の探し方』についてお話します。

関連記事:会社ってどうやって決めたらいいの?新卒就活生に贈る!入社後に後悔しないための『会社選定ガイド』4つのポイント!



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