『うまい話には裏がある』経営者に『ネズミ講集団』に引き込まれそうになった話。

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世の中、うまい話には裏がある。

これ真理だね。危ない話は世の中に転がってる。

「自分は大丈夫!」って思ってる人。それはどんな根拠で思ってます?経験に裏打ちされた自信ですか?根拠のない自信ですか?

ぼくがフリーランスになったばかりの時に、東京というバブリーな都会で出会った「都会ってマジで怖いわ…」な体験と、どうやってうまい話を回避したか、今回はそんな話を紹介しよう。あまり詳しく書くと、特定された時に怖いから、具体的にかけない部分もあるけど、了承してね。(この記事を書くことで、ぼくは存在を消されるかもしれない…マジで怖い…)

もう時間もたってるし、大丈夫だよね?

※この記事は、ぼくが体験して、ぼくが感じた所感を書いています。決して『確実に悪』というわけではありません。ぼくの所感です。

都会で出会った気さくな『経営者のお兄さん』

ぼくはフリーランスとして独立してから、コミュ障で人付き合いが苦手なくせに、

「せっかくだからいろんな人に会ってみよう」

と、なぜかアクティブな行動に出るようになりました。克服したいとは思ってるんです。『人見知り』を。すべてが思うほどうまくはいかないみたいですけどね。

で、『気さくな良い人』ってコミュニケーション能力が絶大じゃないですか?誰にでも気さくに話せるし、楽しい話をしてくれるし、こちらの話もうまく引き出してくれる。すごいなって思います。こういう人たちがモテるんだろうなぁって。一緒にいて楽しいし。

さらに、経営者の人って、刺激的な話をたくさんしてくれるんですよ。いろんな経験をしているので、会話のバリエーションも多いし、たくさんの人に会ってるから、話の中で「この人は、こういう話をすると食いつきがよくなるな」っていうのを知ってるんですよね。脱帽です。

世の中の女子大生が経営者にホイホイ付いて行く理由がわかります。あのね、その行動は必然だよ。

ということで、いつもは人と接する時に身構えるぼくは、一瞬のうちに取り込まれました。心を開いてしまいました。

たぶん、この気さくな経営者のお兄さんは悪い人じゃないと思います。多少、ぼくを引き込むために誇張したり輝いている世界を見せようとした部分はあると思いますが、良い人だと思います。

経営者特有の『横のつながり』の連鎖

で、ですね。

刺激的な話をしてくれる中で、経営者同士のつながりの話を聞かせてくれるんですね。いままで『普通』の会社員として『普通』の生活をしてきたぼくにとっては、見たことも感じたこともない世界のお話。

もう、魅力的なんですよ。

するとね、

「今度会わせてあげるね!」

なんて言われるわけです。「経営者だけど、偉ぶってないし、話すとめちゃくちゃ面白いよ!」なんて言われながら。

もう、魅力的なんですよ。「うわー、そっちの世界に行きたい!」って純粋なぼくは思ってしまうわけです。

で、何度か連絡をとったり話しているうちに、ある経営者の方を紹介していただいたんですね。経営者のつながりってすごい。

経営者の人に紹介された人と会ってみたら…

「めちゃめちゃ良い人だから、今後仕事の相談とかしてみなよ!」

という言葉に誘われて、『経営者同士の横のつながり』を感じてきたんですけどね。やっぱり刺激的な話が飛び交うんですよ。

会話の中で、新しい仕事のアイデアが飛び出して、「それカタチにしてみる?」「やってみましょう!」なんていとも簡単に判断してるんですね。

このスピード感は見習わなきゃいけないなって。

なんていうんですかね?一緒に話をしているだけで、モヤっとしてて具現化できていなかったアイデアのカタチが浮かんでくるんですよね。話をしているのに頭の中では全然違うアイデアが浮かんでくる感覚。

「あっ、こういうイベントとかできると楽しいかな?」みたいな。

会話してても、会話がうわの空になる瞬間もありましたね。それだけ、刺激されてて良いアイデアが浮かんでくるんですよ。やってみたいことが増えるんですよ。

自分の中で生まれてくるアイデアを「それいいじゃん!もっとブラッシュアップしたらいけるんじゃない!?」とか「それだったら、協力できる人を紹介できるよ!」とか「その発想にたどり着ける人はそうそういないよ!頭良いね!」とか言ってくれるので、話してて気持ちが良いんです。

普段だったら、「そんなの成功しない」とか「現実みなよ」って言われるので、自分を肯定してくれるのが嬉しかったんですね。

なので、「会いに来て良かった」って思いました。(よく考えたら常套手段じゃんか!)

このときまでは…。

ある瞬間を境に場の空気が変わる…

経営者の人って、基本『パラレルワーカー』なんですよね。うーん、ちょっとニュアンス違うかな?いろんな業態を掛け持ちしながら仕事してるんですね。ひとつの業種で仕事してない。

その中のある仕事に関して「こいつ(ぼくのことです)には、この仕事をやってもらいたいんだよね!」ってもうひとりの経営者に提案します。

まぁ、紹介してもらえるのは嬉しいですよね。ありがたい話です。

「こいつなら絶対にできると思うんですよね!どうですか?」って。この瞬間から場の空気が変わります。

ぼくも興味があるっていう素振りを見せたのがよくなかったのかもしれません。

その仕事に関しての話がどんどん進んでいきます。

「大丈夫。初めのうちは一緒についてフォローするよ!」

「同じような経営者の人も紹介するし、いろんな職種の人がいるから横のつながりでシステム構築もしやすいよ!」

「ゆくゆくはさらにグループを大きくして、下請けに任せればマージンだけで生計立てられるようになるよ!」

…ん?…あれ?…ん?…グループ?…ん?

このシステム、どこかで見たことあるような…。

あ、ウシジマくんだ。

いま思えばウシジマくんを読んでて良かった。人間不信になるけど、読んでて良かった。

なんだか雲行きが怪しくなってきました。

「でも、そんなに悪い人じゃないはずだ。ひととおり話だけでも聞こう。判断はそれからだ。そして、目の前のドリンクが空になったら時を見て帰ろう。」

と、まずは自分のドリンクを飲み干します。準備は整った。

えっ?ここでドリンク追加!?

ひととおり話を聞き終えました。なかなか面白そうな仕事の内容です。

それはそうです。魅力的な経営者が話す魅力的なお仕事内容です。心惹かれないわけがありません。

そして、その仕事に参画する条件の提示が始まりました。条件は、

  • 法人化すること
  • 使用するシステムに参加すること

すると…。

その参画条件の話がはじまったところで、気さくな経営者の方に紹介してもらった経営者の方が、

「ドリンクおかわりいいですか?」

えっ?まじかよこのタイミングで?なんで半分ちかく残ってたのに一気に飲み干す?そのドリンク1時間前に頼んんだよね?ってことは、その半分もまだ1時間はいけるじゃん?なんで飲み干す?

そして、気さくな経営者の方のターンエンド。もうひとりの経営者の方のターンが始まります。(気さくな経営者の方は、仕事で呼び出されたようで、電車に乗って帰ってしまったようです)

ぼくが心を許したのは、気さくな経営者の方であって、いま目の前にいる経営者の方のことはよくわかりません。

そして…淡々と業務内容、参画の仕方の説明に移ります…。

目の前には新しいドリンク…。そのドリンクがなくなるまで、ぼくは帰ることができないのか…?

不安が脳裏によぎります。まずは荷物の確認。印鑑持ち歩いてないよな?大金持ち歩いてないよな?何かあった時にすぐに誰かに連絡できるようにスマホ広げたら電話出来るようにしておこう。

トイレに立ち、トイレの中でスマホの設定をしておきます。よく頑張ったな、ぼく。

具体的なお金の話が出てくる…

「実際、いくら出せるの?」

こ、これは…。危険だ。「必要な金額は◯◯円で、こういう内容に使います」とかではなく、まずは相手の使える金額を調査する。その反応によって提示額が変わるのか?

貯金はありません。フリーランスになったばかりなので収入も安定していません。これからくる税金・保険・年金もろもろ考えたら、持ちダネもそこで溶けます。出せるタネはありません。

まったくお金はないってことを伝えます。

すると、「起業する場合は銀行で融資が受けられるかもしれない」と過去の融資実績を聞いてきます。まずいと思ったので、「過去にカードローンの返済が滞って、消費者金融のカードローンをくるくる回して返済をしのいだ経験があるので融資は難しいと思います」と返答。これに関しては、昔の彼女の実体験を見ていたので助かりました。まさか役立つなんてね。

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それでも引き下がりません。

その後、具体的な金額の提示をしてきます。

  • 法人設立:30万円(株式会社設立)
  • システム費用:100万円

システムは分割にするにしても、まずは法人設立の費用が必要。フリーランスだと融資難しいかもしれないから、うちの会社の従業員で通そう。大丈夫だよね?

え?え?何が大丈夫なの?え?大丈夫じゃないでしょ?

「もしかしたら消費者金融ならおりるかもしれないから行ってみようよ!いまから!」

…え?いまから?なんでいまから?うそでしょ?ぼく、やるって言ったっけ?

…よく考えたら、ぼくは目の前の人のことを知らない。会社を経営しているのはわかったけど、なんていう会社の人なのかわからない。具体的な仕事内容もしらない。

っていうか、名刺すらもらってない。これ、危険度MAXじゃね?

「すみません。とても魅力的な話ですが、自分の仕事の方向性と仕事内容がマッチしていないので今回は辞退させてください。もっと違う方法でいろんな人を幸せにしたいんです。いくら儲かると言っても、自分の信念は曲げられません」

言った…。言ってしまった…。さらわれたらどうしよう…。

「わかりました。一緒にできると思ったんだけど、残念だな…。また気が変わったら連絡して!」

…ほっとした。

なんとか、ことなきを得ました。

まとめ:『即断即決のうまい話』は基本疑え!

と、ぼくがフリーランスになったばかりの時に経験したお話です。

そもそも、会社の近くのカフェとかならまだしも、全然関係ない都心のカフェで待ち合わせとか、いま思えば様子がおかしいところが多かったな。

あとは、「ん?」と思ってから相手の表情をちゃんと見ると、ぼくの返答によって一瞬、表情がピクッとゆがんだりしてたんですよね。どう攻略しようかとか考えながら試合運びをしてるんだと確信した瞬間です。曖昧な返答をすると歪むんですよね。

どんなすごい人でも、微妙な表情の変化は隠しきれない。そこを逃さず拾えるか、がぼくたちの力の見せ所です。上司の顔色伺いながら仕事してて良かったー!

あとは、なんか黒く見えたんですよね。相手の顔が。「あっ、この人、毒持ってる。このままいくと喰われる」って瞬間に思ったんですよね。そこからは完全懐疑心モード

最後に『即断即決のうまい話』の裏を見破るための方法を伝授します。

  • うまい話が出てきたら、すべて疑いながら話を聞く(疑うことでほころびが見える)
  • 即断即決の話はところどころ曖昧に答えて相手の反応を見る(ただし、諸刃の剣)
  • 曖昧な返答で相手の感情を揺さぶり、微妙な表情の変化を引き出す(うまくいかないと人間はイラッとした表情を見せる)
  • お金の話が出てきたら「一銭も持ってない」アピールをする(決して自分の持ちダネを明かさない)
  • ウシジマくんを熟読しておく(世の中の汚い部分を知っておく)

これが基本スタンスです。

もう、あれから結構な時間もたったので大丈夫かなと思いますが、この記事によって危険にさらされたら…。ビクビクです。

あ、でも世の中にはいい経営者の方もたくさんいますからね!

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