『から紅の恋歌(ラブレター)』は大好きな人と観に行って欲しい映画でした。【名探偵コナンから紅の恋歌(ラブレター)レビュー】

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2017年4月公開の21作品目、『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』は想像以上に泣ける映画でした。

そうですか、もう21作品目なんですね。歴史を感じますね。

名探偵コナンっていつからやってるんだっけ?

「そういえば、コナンっていつからやってるの?なんか、遠い昔からやってるような気がするんだけど…」

ぼくは、いつのまにか大人になりましたが、江戸川コナンは、いつまでたっても工藤新一の姿に戻れませんね。かれこれ、どれくらいの年月を小学生として過ごしているんでしょうか?

名探偵コナンの映画作品も、今年で21作品目。1997年に『名探偵コナン 時計じかけの摩天楼』が公開されてから20年という年月を超えたわけですね。

アニメのスタートは1996年1月。

オープニングテーマはザ・ハイロウズの『胸がドキドキ』。この曲を聞いて「うわ、懐かしい!」って思ったあなたは、もうかなりいい大人ですね(笑)「100年ぶりのー世紀末ー!」ですよ。

エンディングテーマは、ZIGGYの『STEP BY STEP』でしたね。これまた懐かしい!「焦ることなんてないのさー!笑われたってかまわないー!」ですよ。少年だったあの頃を思い出します。

原作が週刊少年サンデーで連載開始したのが1994年のことですから、すでに24年続いているマンガですね。

江戸川コナンもすでに24年目。かなり年季の入った小学1年性です。ReLIFE24年目です。(あれ、リライフ研究所って黒の組織から派生した組織なんじゃないの?)

  • 『永遠の5歳児』野原しんのすけ
  • 『永遠の小学生』磯野カツオ
  • 『永遠のメガネ』野比のび太

と肩を並べることができますね。

そうか、連載開始当時に生まれた人が、すでに社会人…。当時少年だったぼくもアラサーになってるわけですね。

そんな『あの頃の子供たち』から『現代の子供たち』まで幅広く愛され続けている名探偵コナンの最新作『から紅の恋歌(ラブレター)』を観てきたので、レビューするよ!

ってかさ、劇場版の名探偵コナンって、原作に沿ってないオリジナル作品だから、原作追いかけてなくても観られるのがいいよね!そういうところ、大好き!

京都を舞台にした『百人一首』で繋がる『甘酸っぱい恋』

今作品のポイントは、『百人一首』を巡る恋の物語。

作品のタイトルにもなっている『から紅』は

千早(ちはや)ぶる 神代(かみよ)もきかず 龍田川(たつたがは)
   からくれなゐに 水くくるとは

という句に詠まれている一部です。

かの有名な在原業平さん(古文好きなら抑えてるよな?六歌仙だからな?知らない人は『伊勢物語』読んでな!)が詠んだ句です。

竜田川が秋の紅葉に染まって、『幻想的な紅』に変わっていく情景を描いた歌ですが、この『紅く染まっていく情景』がまた、映画本編の『人の心』にリンクするんですよね。

倉木麻衣さんが歌う主題歌『渡月橋 〜君、想ふ〜』にも出てくる

から紅に水くくるとき 君との想い繋げて

この『紅』という色。これが人の感情にリンクするんですよ。

激情の『紅』

悲しみの『紅』

憎しみの『紅』

怒りの『紅』

初恋の『紅』

すべての『紅』の元をたどれば、そこには溢れる『愛』があって。それぞれの『愛』が『紅』となって物語を彩るんです。

短歌は『恋を綴るラブレター』

古文の勉強をし続けてきた”文系”のぼくたちには馴染みの深い短歌ですが、短歌は『自分の恋心を『5・7・5・7・7』の31文字に込めて綴るラブレター。

直球で綴るラブレターもあれば、遠回しに想いを伝える(様々な表現技法を使う)ラブレターもあります。

昔の貴族は、簡単に外出なんてできませんでしたし、いつだって会えるわけではなかった。その募る想いを31文字にのせて、恋する人に届けていたわけです。

会いたい時に会えない 会いたい時に会えない

この胸 焦がすの

という、毛利蘭の工藤新一への想いと、宮廷貴族の想いが交錯する瞬間。コナンの世界観にバシッとはまります。

今作は、京都が舞台。1000年もの昔に、恋を歌った貴族たちの想いを、百人一首というカルタを通して、現代に反映する。最高の物語ですね。

愛する人を一途に想い続ける儚さ

名探偵コナンといえば、数々の難事件を解決するミステリー漫画ですが、『一途な愛』という一面も物語の醍醐味ですよね?

今作品では、『和葉の恋』がクローズアップされています。

急に現れた、「結婚を約束した」と言い張る『紅葉』の登場もさることながら、最後の最後まで『恋』をテーマに進んでいきます。

犯罪は絶対にダメなんですけど、ここまで『紅』に染まる『一途な愛』が描き続けられる。

『和葉』:平次への想い

『紅葉』:平次への想い・師匠『名頃』への師弟愛

『阿知波』:亡くなった妻、『皐月』への想い

『皐月』:皐月会への想い

『名頃』:初恋の相手、『皐月』への想い

ここまで交錯する人々の『想い』を感じてしまうと、やっぱりね、涙が止まりませんでした。

切ない終末

何が一番切なかったかって、

『名頃』は、ただ初恋の『皐月』に「強くなったね」って褒めてもらいたかった。ただ、それだけのことで勝負を挑んだ。

ここですよ。

決して皐月会を潰したかったんじゃない。強引なカルタも、自分の死期を悟っていたから。最期に、初恋の皐月に、どうしてもほめてもらいたかった。

ただ、それだけのことだった。

百人一首に込められた淡い恋心。

すべてが最期の最期に溢れだします。

最高です。

『から紅の恋歌(ラブレター)』は大好きな人と観て欲しい

あなたが大事だと、大好きだと想う人と一緒に観て欲しい。

できれば、その手を離さないで観て欲しい。

「お前は、俺が死んでも守る」

って想いながら、その手に、その想いを込めながら、最後のシーンを迎えて欲しい。

心からそう思える映画でした!

おすすめです!

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