『生きる』ということは『同じ時間を共にする』こと。”3月のライオン後編”レビュー。

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『3月のライオン 後編』が公開となりました。

前編は、登場人物ひとりひとりが抱える問題であったり、闇の部分にフォーカスしていく内容でした。後編は、前編で明らかになった登場人物の抱える問題や闇が、複数の人を介することで複雑に絡み合ったり解けあったり、なんとも人情味溢れる物語に昇華されていたのではないかなって感じました。

ということで、『3月のライオン 後編』を観てきましたので感じたことなどつらつらと。

関連記事:映画”3月のライオン”前編を観て感じたことをつらつらと。

3月のライオンについておさらい!

3月のライオンはヤングアニマルで2007年より不定期で連載されている羽海野チカさん原作の将棋マンガです。2011年にはマンガ大賞も受賞している作品ですね。

あらすじは、

進級後しばらくして、零は川本家の次女・ひなたがいじめ問題に巻き込まれたことを知る。いじめられていた同級生をかばったことで、今度は自身がいじめの標的になり、それでも自分がしたことは間違っていないと叫ぶひなたを見て、幼いころ抱えた心の傷から救われた零は、何があっても彼女を守ると誓う。同じころ、新人王トーナメントの対局中に二海堂が倒れ、重い病気(慢性の腎臓病)を隠しながら将棋を指し続けていたことを知った零は、自身の力を尽くさず、千日手に持ち込んで二海堂を棄権に追いやった行為に怒りを燃やし、山崎を決勝で破り新人王になる。その後、ひなたのいじめ問題も一応の解決を見、新人王を獲得して将科部の面々から祝福を受けた零は、名人位のタイトルホルダーである宗谷との記念対局に臨んだ。
夏休みに入り、零が通う高校への進学を決意したひなたのため、零は家庭教師としてひなたの受験勉強を支援する。ひなたは無事合格し、入学後すぐに友人もでき、明るく楽しげななひなたの様子に、零は遠くから見守りつつ安堵する。
しかし、川本家の祖父・相米二が不整脈で入院した直後に、家を出て行ったはずの3姉妹の実父・誠二郎が突然姿を現し、一緒に暮らそうと提案する。誠二郎の魂胆が3姉妹を家から追い出し、新たな妻子とともに移り住もうということを3姉妹の伯母・美咲から聞いた桐山は、教師の林田や先輩の野口の助けを借りて情報を集め、あまりに無責任な誠二郎の実態を知る。誠二郎の目論みを阻止するため、零はそれを川本家に暴露したうえ、ひなたが婚約者(未プロポーズ)であると宣言する。
それでもあきらめない誠二郎は、零が大阪で藤本雷堂との対局の間に川本姉妹を言いくるめようとする。対局を急戦で勝った零は、三月町に戻り、姉妹と共に誠二郎と会う。誠二郎は、あかりからの絶縁宣言を受け入れざるをえず、その場に連れてきた川本姉妹の異母妹と帰っていった。

3月のライオン 6〜11巻 あらすじ Wikipediaより

『3月のライオン 前編』に引き続き、主演の神木隆之介くん、倉科カナさんの存在感。

今回の物語は、桐山くんと川本家との人間関係にフォーカスされているので、前編よりもこのふたりの存在感が群を抜いています。

そして、そして!『3月のライオン 後編』の一番の見どころは、『川本ひなた(清原果耶さん)』の動向です。後編は川本家、川本ひなたが主役と言っても過言ではありません!また、それはおいおいとして。

『3月のライオン 後編』も引き続き想像を絶する世界だった

前編でもお話ししましたが、3月のライオンの登場人物たち、特に棋士たちの世界は想像を絶する世界でした。

その世界観はもちろん後編になってもおさまることなく続いています。というか、さらに想像を絶する世界に。

きっと、『将棋の棋士』だけでなく、プロの世界に生きている人たちは、みんな『自分の命を削って勝負している』んだと思います。その世界がビシビシと伝わってくる。

上流棋士たちは、何かしら持病を抱えていたりするし、数多くの問題も抱えていて、それを乗り越えていく。乗り越えるというよりも『深く沈んでいくほかに方法がない』と表現したほうが正しいかもしれません。浮いてくることなどできない。ただただ闇の中に沈みながら自分を追い込む。

桐山(神木隆之介くん)だけでなく、後藤(伊藤英明さん)もそうだし、宗谷名人(加瀬亮さん)でさえ、自分を追い込んでいる状態。

なんだか、痛々しい印象と同時に、それでも立ち上がり続けなければいけない。その『意志』と『想い』の強さをもらったような気がします。ぼくもフリーランスとして、立ち上がり続けなければいけない。

『3月のライオン 後編』を観て感じたこと

前編は、

  • 『ひとりの人間の苦悩と闇』
  • 『それすらも乗り越える強さ』
  • 『覚悟』と『勇気』

というメッセージ性が強い作品だったと思います。

後編は、前編からもう一歩先に進んだ

  • 『人との関わり』
  • 『誰かのために生きたいと思うエゴ』
  • 『自己満足』と『思いやり』の違い
  • 『生きる』とは『誰かと時間を共にすること』

というメッセージが強いかな?

人は窮地に立たされたり、乗り越えなければいけない局面に立った時、自分を追い込み、奮い立たせ、前に進もうとします。あたかもひとりで辛さや問題を乗り越えているかのように。

でもね、違うんですよ。そこにはあなたを支えてくれている誰かが必ず存在して、その人がいるから頑張れるんですよ。

そういう『人と人とのつながり』が後編を通して描かれています。自分自身、ひとりで仕事をするようになって見落としていたことに気づけました。

普段、いろんな人と接している仕事の人も、家族や友人、恋人に囲まれて生活している人も、一緒にいたり支えてもらっていることが『当たり前』になってませんか?

『俺はこれだけしてやってるのに』とか『私はこんなに心配しているのに』って思っているあなた。それは『思いやり』ですか?それとも『自己満足』ですか?

もう一度、自分を見つめ直すきっかけになる映画だと思います。

後編の見どころは?

それでは、後編の見どころを簡単に。

桐山零くん(神木隆之介くん)の心情の変化

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「自分を救ってくれた川本家への恩返しがしたい」という想い。その想いをうまく表現できずにまわりを傷つけてしまい、悩む。

自己嫌悪と「自分には将棋しかない」と思い込んでしまう心の弱さ。

そして、その弱さを乗り越えていく。過去の投げ出してきた、目を背けてきた出来事に、ひとつひとつ向き合いはじめる心情変化。

ひとりの高校生が、人として大事なことに気づきながら、そしてもがきながら成長していく部分は見逃せません。

神木隆之介くんは、こういう『闇』とか『苦悩』を持っている役どころが本当にハマるし、引き込まれますね。

川本家三姉妹(あかり:倉科カナさん ひなた:清原果耶さん モモ:新津ちせさん)の人間模様

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倉科カナさんの表情豊かな演技。こんに演技の上手な女優さんだったっけ?ってくらい引き込まれます。

しかし、今回の映画は、なんといっても『清原果耶さん』が一番の見どころです。内容はネタバレになっちゃうんで言えませんが、物語を通して、すべての瞬間に主要人物として絡んできます。

というか、はじめにあらすじ載せてましたね…。

学校でのいじめ問題、急に現れた父親と桐山との問題、家族の問題、桐山の心の闇を解いていく重要人物として大活躍です。

前編の時はあまり感じなかったけど、後編見てみると存在感あるし、パワー持ってますね。今後に期待大の女優さんです。

幸田香子(有村架純さん)の心情の変化

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前編では突っ張ってる役どころでしたが、後編では家族との確執の原因や、『夢』『家族』『大切な人』をテーマに、自分自身と向き合うようになっていきます。

この前向きになっていく心情変化、大好き。

ライバル棋士たちとの関係

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後編も、ライバル棋士たちとの対局を通して桐山くんだけでなく、まわり全員成長していくところも見逃せません!

宗谷名人との対局の行方は?

後藤9段との対局の行方は?

ぜひ、劇場で、自分の目で確認してください!

後編も見どころたくさん!!

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どうですか?後編へのワクワクが止まりませんよね?

後編は4.22(土)から公開中です。

入場者特典は『ポストカード』です!

前編の主題歌は、ぼくりり(ぼくのりりっくのぼうよみ)さんの「Be Noble」でした。

後編の主題歌は、藤原さくらさんの「春の歌」(スピッツのカバー曲)です。

映画を彩る主題歌も聞き逃せませんね!

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